近藤科学株式会社は、主に模型自動車向けRC(ラジオコントロール)機器およびロボット関連機器を製造/ 販売する精密電子機器メーカーです。RC 機器は高精度な送受信機とハイパワーなサーボモーターなどを KO PROPO のブランド名で世界市場に展開しています。現在RC カー用として標準的に使用されているホイール/ トリガータイプの送信機は、弊社が1980 年代に発売したEX-I が、先駆けとして確立されました。また、海外の大型RC カー向けで培った小型ながら高精度でパワフルなサーボモーター技術を2000 年代初頭にいち早くホビーロボット事業に展開、独自のホビー用二足歩行ロボットも開発しご好評をいただいております。
募集要項の前に、近藤科学の開発の流れをサーボモータを例にご紹介します。
どのようなサーボを開発するか、各部署合同でアイデアを出し合い企画を考えます。近藤科学では、上司、部下、部署間の壁はなく自由にアイデアを出し合うことができます。
モータを選定し、最適なギヤ比が決まると、それに合わせてギヤ、ケースを設計します。モータの性能を活かすために、最適なギヤの軸間距離と壊れにくさ、尚且つ小型、軽量のバランスが良いサーボの重要な要素になります。社内に試作室があり、機械が揃っています。ほとんどの作業を社内で完結させることで、短納期で試作品を完成し、テストを実施することができます。
サーボを動かすための制御基板を設計します。小型に設計されたケースにいかに回路を落とし込むか。センサの配置や、温度、ノイズ対策、電源周りの設計など、小さい基板の中に技術を詰め込みます。
機構パーツと制御基板が揃ったら、最後に制御プログラムの開発です。サーボは出力軸が左右に動いているだけのように見えますが、実は多くの機能を持っています。動作した後、目標位置できれいに停止できるのは当然ながら、動き出しを機敏にしたり、ゆっくりにしたり、軸を柔らかくしたり、保持力を上げたり。サーボは、使用する人により搭載個所や用途が異なります。お客様のご要望に調整できるように、制御プログラムは重要な役割を担っています。
試作と量産は別物です。同じ商品を多数作るのはコピペのように複製できるものではありません。電子部品やモータ、成型、切削の個体差を加味しつつ、最適な公約数を見つけていくのが製造業のノウハウです。技術部、生産部で一体となって量産準備を進めます。
そして、いよいよ発売!丹精込めて開発した商品がお客様の手元に届きます。ロボットイベントでもたくさんの方に使っていただけることと思います。
そしてまた次の商品へ!お客様のリクエストを聞きながらさらに良い商品を開発していきましょう。
サーボモータ、及びサーボモータを使用したロボットキット、無線機、オプション製品の機構設計。ギアボックス設計経験者が対象です。
サーボモータ、コントロールボード、無線機、オプション製品の回路設計。特にモータドライバ回路設計経験者を優遇します。(基板設計もできる方優遇)
※①、②、③について上記の内容すべてができる必要はありません。ご応募、面談の際にご自身のスキルについてお話しください。
★ご不明な点がありましたら、「お申込み方法」のご連絡先宛てにお気軽にお問い合わせください。